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2013年09月12日

ココ最近の活動

相変わらずアクティブに生きてます。寝るのさえアクティブ。引き篭もり方も超アクティブ。布団でキリモミしながら将棋ウォーズやったり、布団相手にキン肉ドライバーをかける練習を1時間近く実行するくらいにアクティブ。こんな40歳の60日前。色々もう駄目だ。大人として駄目だ。人としても駄目だ。


【撮影現場入って来ました】

金曜夜にFacebookメッセージが届いた。

「ダメもとで質問!
来週月と火空いてませぬか?
WEBーCMの撮影なのですが演出部が1人になってしまいまして。。(原文ママ)」

あのな、僕はサラリーマンなのだ。品行方正なサラリーマンな訳だ。
その僕が、その僕がだ。月曜日と火曜日という全うな出勤日にだ、身体が空いてる訳がない。しかも来週月曜って、かなりタイトな依頼じゃないか。なめてんのか。もう長い付き合いだろう。いい加減気づいてもらえないものか。

というわけで僕の返答。
「あー、ごめん。火曜日だけなら動けるわー。」


偶然にも土曜出勤の代休となっていた本日。親友であり尊敬する監督から声を掛けてもらい、撮影現場に入ってきました。もちろん、サブワーク等ではなく純然たる身内手伝いなのですが・・・とはいえ、現場では真剣です。

ここ8年くらいを振り返るに、僕にとっての映像は、仕事とは別のライフワークの一つです(後は祭りとか中国語とか)。いわば「我が身の供養」に他なりません。近所の神社を掃除したり、御墓参りをするような。信頼する人、尊敬する人から声が掛かれば、感謝しながら、時間と身体の許す限り、応えたいと思っています。

撮影現場、好きなんです。あの緊張感。制作する内容に対して厳しい注文。音効、カメラ、キャスト、それぞれのプロ意識のぶつかり合い。そこに僕も一人のプロとして参加できることが何よりも僕のプライドになるのです。(といっても今回助監督という名の下っ端ですが)

いや、元来、気配りできない・空気読めない僕みたいな人間が助監督に向いてる訳がないのですよ。しかも若手ならまだまだ伸びシロもあるだろうに、この年になってしまったら使い勝手も悪かろうに。それでも使ってくれる監督(タカシバリュウイチ氏)が居てくれるのは本当にありがたい。できる限り、プロの中で、皆さんが仕事しやすい環境を作る補佐役として立ち回ろうと頑張ってきました。

今でも、声をかけてもらい、現場に立ち会えるのは、本当に嬉しい限りなのです。現場の緊張感、様々なプロフェッショナルのぶつかり合い、皆で良いものを作ろうとするその崇高さ。もちろん、日々も一生懸命生きているのですが、時にこういう別ベクトルから真剣勝負の場に参加する事で、自分の身を引き締めるのです。今でも、様々な事を学んでいます。10年以上前、新卒・プロダクション時代に身体で覚えた事を、もう一度思い出しています。

映像に関して、ひたすら編集側としてのスキルを積んでは来ており、そちらは少々ながらお仕事として皆さんのお役立てになれる力は着けてきたかと思っております(本当に、わずかながら)。

しかしながら、映像において編集は作業の一部。プリプロから制作・そしてメインとなる撮影、そのあたりを全く無視して編集ばかりやるわけにはいかないのです。

「撮影現場を知らない(カメラを操れない)編集屋」というのは僕の中の大きなコンプレックスでした。
もちろん、カメラマンとして独り立ちできるレベルには到底立てないのですが、7DやV1Jといった自分の機材を買って、練習をし、また今回のようにプロの撮影現場に立ち会わせてもらうことで、また一層、僕は学びを深くするのです。

もちろん、この年から演出補佐(助監督)として身を立てるつもりではありませんが、お役にたてる限り、僕の力を使ってもらいたいし、声を掛けてもらえる限りは全力を尽くします。そして、そこで身につけた現場感と人脈を、また別のところで活かしていけるようにしていきます。

http://instagram.com/p/eIBQIChKxT/
2枚目の写真は1年振りに活躍してくれた我が演出補佐セット(今回は結局カチンコ要らずでした)。撮影現場だけは、僕はカツラを被らずにキャップを被るのです。

【反面、編集に関しては・・・】
映像を編集していて、いつも吐き気がするような苦しい気分に襲われる。自分の才能の無さはもちろんとして、どうレイアウトすれば良いのか、画選びは正しいか、フォントは、編集点は、モーションは・・・どれ一つとして納得できずイライラしてしまう。
ふと、3年前の4月に、自分で作った友人の結婚式の映像を見た。僕の技術は今より稚拙だが、本当に真剣に、徹底して作りこんだ時の事を思い出して、少しイライラが落ち着いた。スタンスとしては「思い入れなんて幻想であり、経験を重ねた技術と構造化された知識こそが全てを作る」と信じているのだけど、自分で精一杯気持ちを込めた作品には、自分が立ち帰るヒントがあるようです。
さゆりさんとひろたかさんにまた救われました。ありがとう。

そんなこんなで、アクティブに映像三昧な毎日です。

この記事書いた人 x-10 : 2013年09月12日 00:29



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